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子どものせき・ぜんそくについて

子どもの気道は大人と比べて細く、わずかな炎症や痰でも呼吸困難を起こしやすい特徴があります。長引く咳は睡眠を妨げ、食欲低下や体力消耗につながり、時に学校生活にも支障をきたします。特に喘息発作は適切な対処が遅れると呼吸不全など重篤な状態に至ることもあるため、早期診断と継続的な管理が不可欠です。
森川医院の小児科では、豊富な診療経験を持つ医師が一人ひとりのお子様の症状を丁寧に評価します。急性期の治療だけでなく、発作を予防する長期管理薬の調整、生活指導、アレルゲン対策など、包括的なアプローチでお子様の健やかな呼吸をサポートしています。
咳の種類と原因
急性の咳(3週間未満)
比較的短期間の咳の場合、その多くは感染症が原因です。病原体が体内から排出されれば改善することが多いので、適切な治療と療養で様子を見てください。
主な原因
- 風邪などのウイルス感染症
- 気管支炎
- クループ症候群
- RSウイルス感染症
- 百日咳 など
慢性の咳(3週間以上)
慢性的に咳が続いている場合は、アレルギーや呼吸器などの疾患などが考えられます。自然治癒が見込めないケースが多いので、詳しい検査が必要です。
考えられる原因
- 気管支喘息・咳喘息
- アレルギー性鼻炎による後鼻漏
- 副鼻腔炎
- 心因性咳嗽 など
ぜんそく(喘息)について
喘息(気管支喘息)は、気道の慢性的な炎症により、発作的に気管支が狭くなる病気です。アレルギーや感染症、運動などが引き金となって、咳や喘鳴、呼吸困難を繰り返します。
小児喘息の多くは、適切な治療を行えば成長とともに改善します。発作予防のための継続的な管理を行い、子どものうちに治しきるようにしましょう。
ぜんそくの症状
- 呼吸時のゼーゼー、ヒューヒューという音(喘鳴:ぜんめい)
- 呼吸困難、息苦しさ
- 咳込み(特に夜間・明け方)
- 胸の圧迫感 など
これらは運動、感染症、気候変化、アレルゲンへの曝露などで悪化することが多いです。
ぜんそくの診断と検査
問診と診察
発症時期、症状のパターン、家族歴、アレルギー歴などを詳しくお聞きします。聴診で喘鳴の有無、呼吸音の左右差を確認します。
検査項目
- 呼吸機能検査:喘息の診断と重症度評価(5歳以上で実施可能)
- アレルギー検査:原因アレルゲンの特定
- 胸部レントゲン:肺炎の除外
- 血液検査:炎症反応、好酸球数の確認 など
治療について
ぜんそくの治療では、2種類のお薬を使って症状の緩和と発作のコントロールを行います。
長期管理薬(コントローラー)
気道の炎症を抑え、発作を予防する基本的なお薬です。正しい吸入方法の習得が重要で、年齢に応じた吸入補助具を使用します。
発作治療薬(リリーバー)
速やかに気管支を広げる効果のあるお薬で、ぜんそく発作時に使用します。
日常生活での注意点
ぜんそくを悪化させる要因を生活から取り除くことも重要です。また、ぜんそくはアレルギーとの関連が深いため、アレルギー対策にも注意しましょう。アレルギーについては「アレルギー・アナフィラキシー」のページもご覧ください。
- ダニ対策(布団の天日干し、防ダニカバー)
- ペットの毛の管理
- 受動喫煙の防止
- 加湿器で適度な湿度維持 など