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肥満症・メタボとは?

肥満症やメタボリックシンドローム(メタボ)による影響は、体重や見た目だけではありません。糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病の「前段階」とも言える状態で、そのまま放置すると心臓病や脳卒中のリスクが著しく高まります。発症に伴う症状こそありませんが、早期の改善で生活習慣病やその合併症を予防することが大切です。
肥満症・メタボの原因
エネルギーバランスの乱れ
肥満の主な原因は、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ることです。生活習慣が原因となることが多く、主な要因としては以下が挙げられます。
- 過食、間食、夜食の習慣
- 高カロリー食品の摂りすぎ
- 運動不足
- 不規則な生活
- ストレスによる過食
- 加齢による基礎代謝の低下 など
遺伝的要因や病気が原因のことも
肥満になりやすい体質は遺伝することがあるほか、ホルモンの病気や薬の副作用で太ることもあります。この場合は不摂生が原因ではないので、早期に原因を特定して対処しなくてはなりません。当院では原因を詳しく調べて、適切な治療を行います。
肥満症・メタボの診断
まずは健康診断を受けましょう
肥満症やメタボリックシンドロームには自覚症状がほとんどないため、多くの場合、健康診断や人間ドック等で初めて指摘されます。年に1回は健診を受け、肥満・メタボの早期発見と早期改善に努めましょう。
森川医院でも各種健康診断を実施しております。メタボの早期発見を目的とした特定健診、および後期高齢者医療健診も可能ですので、対象となる方はお気軽にご相談ください。
肥満・メタボの診断基準
肥満
BMI(Body Mass Index)を目安に診断します。
- BMI=体重(kg)÷[身長(m)×身長(m)]
| BMI | 判定 |
|---|---|
| 18.5未満 | 低体重 |
| 18.5~25未満 | 普通体重 |
| 25~30未満 | 肥満(1度) |
| 30~35未満 | 肥満(2度) |
| 35~40未満 | 肥満(3度) |
| 40~ | 肥満(4度) |
メタボリックシンドローム
腹囲が基準値以上(男性85cm以上、女性90cm以上)で、かつ以下の2項目以上に該当する場合、メタボリックシンドロームと診断します。
- 高血糖(空腹時血糖110mg/dL以上)
- 高血圧(最高血圧130mmHg以上または最低血圧85mmHg以上)
- 脂質異常(中性脂肪150mg/dL以上またはHDLコレステロール40mg/dL未満)
肥満症・メタボの治療
食事と運動で内臓脂肪を減らす
まずは体重の5~10%減量を目標に、段階的に取り組みます。無理なく継続することが大切ですので、医師と相談しながら根気よく続けていきましょう。
- 1日の摂取カロリーを適正化
- 栄養バランスを整える
- 1日30分以上の有酸素運動
- 筋トレで基礎代謝アップ
- 行動療法(食事日記など) など
薬物療法
生活習慣の改善で効果が不十分な場合は、薬物治療も検討します。当院ではGLP-1受容体作動薬による治療も可能です。これは食欲を抑える薬で、少量の食事でも満腹感を得やすくする効果があります。
患者様の状態に応じて、適切な治療法を選択し、安全に減量できるようサポートします。
日常生活で気をつけること
食事のポイント
- よく噛んでゆっくり食べる
- 野菜から先に食べる
- 腹八分目を心がける
- 就寝の2~3時間前までに食事を済ませる など
運動のポイント
- 毎日体重を測る習慣をつける
- 有酸素運動と筋肉トレーニングの組み合わせ
- 日常生活で活動量を増やす工夫をする(※) など
(※)車やバスを使わずにできるだけ歩く、テレビ・スマホを見ながら筋トレなど
その他の注意点
- 減量は小さな目標から始め、コツコツ続ける
- 十分な睡眠(7時間以上)
- ストレス発散法を見つける など