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アトピー性皮膚炎とは?

アトピー性皮膚炎は、強いかゆみと慢性的な湿疹を特徴とする皮膚疾患の一つです。症状が良くなったり悪化したりを繰り返すのが特徴で、慢性的な症状によってお子様のQOL(生活の質)を大きく低下させます。適切な治療により症状をコントロールし、健康な皮膚を保つことが重要です。
森川医院では、スキンケア指導と薬物療法を組み合わせ、お子様の皮膚状態に応じた治療を提供しています。
アトピー性皮膚炎の症状
強いかゆみを伴う湿疹が主症状です。年齢によって発症部位や湿疹の状態が異なります。
年齢による症状の特徴
乳児期(2歳未満)
顔や頭から始まり、体幹、四肢に広がります。ジュクジュクした湿疹が多く見られます。
幼小児期(2~12歳)
首、肘の内側、膝の裏など、関節部に乾燥した湿疹が出やすくなります。
思春期以降
顔面、頸部、胸背部に湿疹が出やすく、皮膚の苔癬化(厚く硬くなる)が見られます。
アトピー性皮膚炎の原因
アトピー性皮膚炎は、様々な要因が関与して発症する「多因子性」の病気です。大きく分けて以下の3つが関与していると考えられます。ただし、症状には個人差が大きいため、同じ条件でも症状が起こる方と起こらない方がおり、その時の体調や精神状態なども影響します。
- 皮膚バリア機能の低下
- アレルギー体質
- 環境要因(※)
(※)汗、乾燥、摩擦、ダニ、ハウスダスト、ストレス、睡眠不足など
アトピー性皮膚の治療
スキンケア
こまめな保湿
保湿剤をこまめに塗り、皮膚の乾燥とバリア機能の低下を防ぎます。特に入浴後は肌が乾燥しやすいので、しっかりと塗るようにしましょう。
肌は優しく洗う
肌への過度な刺激もアトピー性皮膚炎の悪化要因となります。入浴時はぬるめのお湯(38~40℃)にし、石鹸も低刺激性のものを使ってゴシゴシ洗わないようにしてください。
薬物療法
スキンケアと併せて様々なお薬を使用し、皮膚の炎症とかゆみを和らげます。
ステロイド外用薬
炎症を抑える基本的な薬です。症状の強さと部位に応じて、適切な強さのものを選択します。
タクロリムス軟膏
顔面など、ステロイドを長期使用しにくい部位に有効です。
内服薬
外用薬のみでは不十分な場合には、かゆみを抑えるための内服薬も検討します。
悪化要因の除去
「悪化したら治療」ではなく「悪化させない治療」も重要です。アトピー性皮膚炎は日常生活の様々な刺激で悪化しますので、原因となる要因を特定し、できるだけ避けるようにします。症状が落ち着いた状態を維持できれば、薬の使用量を減らして良好な皮膚状態を保つことができます。
- アレルゲンの回避
- 適切な室温・湿度の維持
- 綿100%の肌着を着用
- 爪を短く切る など